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こんなときには、手紙を書いてみる

ネットでいつでも難なく話せる時代だけど、手紙っていいよね、というお話です。

昨日、5通の手紙を書きました。きっかけはある本の言葉でした。

最近読んだ本の中に、

「その思想がたとえ高潔なものであっても、人間の最終目標は思想ではなく、行動である。」「最もささやかな行動のほうが、最も大胆な心構えより、常に望ましい」

と書いてありました。

1ヶ月ほど前に送っていただいた誕生日カードがあったのですが、「毎年忘れずに送ってくれるなんてありがたいな」と思いながらも、その感謝が形になっていないと、この言葉に気づかされたんです。

「どんなにありがたいって思ってても、ありがとう、って言わないと相手には伝わらないもんね。」と背中を押され、「よし、お返事書こう」と決めて、カードを買ってきました。

返事を書いていたらなんだか手紙を書くのが楽しくなってきて、その流れで誕生日が近い友達にバースデーカード、高校の先生には近況報告を書きました。

手紙を書く時って、文章をどうしようかな〜、どの便箋にしようかな〜と、ちょっと億劫なときありますよね、、、LINEと比べて、諸々ハードルが高いというか。。。

そんな理由で先延ばしにしてましたが、いざ書いてみると、とっても楽しくて、まるで宛てた人と会話をしているような感覚になれました。

今はコロナのせいで気軽に会おうよって誘ったり、できないじゃないですか。だからこそ、あえて手紙を書くのっていいなと思いました。

私くらいの年代だと、友達の誕生日はインスタやラインで祝うってことが多いと思いますが、たまには手紙で伝えてみるのも、いいかなと。

ネットのやり取りが当たり前な今だからこそ、実際に手で持って触って読める手紙っていいですよね。インクの感じとか、その人らしい字だったりも見えて。

既読はつかないので、相手に返事をするための余裕も残せるっていうのも手紙ならではです。

ラインだとケータイのデータが消えたら読めなくなってしまいますが、手紙なら大事にとっておけば、いつでも読み返すことができますよね。

ラインは【送信】を押した瞬間、相手に届きますが、手紙だと、「ちゃんと届くかな〜」と思いつつポストに投函して、数日経って、「届いたかな〜」と相手を想像したりしますよね。こういうプロセスがあるのも、人間的。

手紙の良さを再発見した日でした。

最近は大学も忙しくなく、自由な時間ができたので、なにかにつけて色んな人に手紙を出したいなと思います。

みなさんも、ぜひ。

  • この記事を書いた人

Chika

医学部5年生。将来は医療のしくみづくりに関わりたい。 興味:IT、医学教育、救急・総合診療、産婦人科、公衆衛生

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